色々虎威 ゆるり

~IRO IRO TRY~

”社内プレゼンの資料作成術”を読んで

またまた、本を読んだ感想です。
今回は、「3分で一発OK!」”社内プレゼンの資料作成術”です。

この本の著者は、J-Phoneに入社し、そこからVodafoneを経て、SoftBankに。
そのSoftBankで、かの孫正義氏から「一発OK」をもらいまくったという社内プレゼンの極意を、この本で公開してくれたわけです。

ここで一つ重要なのが、「社外向け(顧客向け)」と「社内向け」で、作成術が異なる、ということです。
どちらかというと、社内で上長であったり、部内への報告や発表を行うケースが多いので、今回は「社内向け」の資料作成術を学んでみることにしました。 

社内プレゼンの資料作成術

社内プレゼンの資料作成術

 

これもネタばれにならないようにざっくりと書きますが、とにかく、これは社外向けでも何でもそうだと思いますが、

  • 必要以上に文字を書かない(文章を書かない)
  • 具体的すぎる数値は多用しない
  • ストーリー性を持って

というのが、これまでの自分の資料作成における注意点だと思ってました。
まあ、大きくは外れてませんでしたが、どちらかというと、魅せ方の工夫、これが重要なんだということがわかりました。
同じことを意味するグラフでも、ただ、月ごとの棒グラフを載せるのではなく、そこに大げさな上昇矢印と「◯◯% UP!!」とか加えるだけで、とてもインパクトのある資料になる、など。
ほんのちょっとした工夫で、確かに見ている人、聞いている人が納得しやすい資料になるな、ということを実感しました。
そう、プレゼン資料も、デザインすることが大事なんです。
ただ、事実を伝えるだけでなく、重点的に伝える部分については、きちんとインパクトに残るような演出が必要、ということです。

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これが「社外向け」になると、もっと感情に訴えるような表現テクニックが加わってくるのかな、なんて勝手に想像しています。

今回、この本を読み終えてみて、早速試してみようと思います。
ただ1点、ただ1点だけ。
これ、パワポなどのスライド資料が前提なんですよね。
最近は、Markdownをスライド変換するようなWebアプリ(OSS)が、いくつかあって、それの方が作りやすいし、(自分が)そっち推しになってきている、ということです。
ただ、伝え方にインパクトのある演出を、という意味では、どういったプレゼン媒体であっても同じだと思うので、きっちり活かしていきたいと思います。

IT業界では、なかなか技術に長けても、文書などによる表現が得意でない人間も多いです。
そんな人達にも、ちょっとした工夫で説得力のある、わかりやすくてインパクトのある資料が作れるんだよ、ということを教えていってあげたいと思います。
とにかく、プレゼンとかそういうのが苦手な人、ぜひ一読することをお薦めします。

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