色々虎威 ゆるり

~IRO IRO TRY~

人月ビジネスモデルも顧客先常駐もまっぴらだ!!!!!!

SEの心の叫びでございます。

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まず人月ビジネスとは、システムの受託開発において、このシステムを作るのに、何人でやって何ヶ月かかりますよ、というビジネスモデルです。

例えば、100人月といったら、10人で10ヵ月かかるのもそうだし、通常はありませんが100人で1ヵ月で仕上げるのもそうです。
通常、作業工程ごとに必要となる人数(山)が変わるので、最初は3人くらいで要件定義をして、設計・製造となったところで人を増やし、ピーク12名くらいでだんだん人を減らしていって、トータル100人月、というような計算になります。

この人月ビジネスモデルの何が嫌かというとですね、請負開発ならまだいいですよ。
最初に見積もりして、それにしたがって要員計画もたてられるし、売り上げや原価見通しもある程度たてられます。
問題は、準委任契約や派遣契約で顧客先に常駐となるケースです。
これが、本当に面倒くさいのです。

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要するに、これってただの人出し作業なわけです。
予算がつけられたら、体制拡大のために常駐先の顧客と交渉するわけですよ。
でも、顧客だって予算が決まってるわけなので、はいそうですか、というわけにはいきません。
で、こういう時に人が必要になる時は、決まって突然なんです。
そういう時に限って、人が余ってない、パートナーさん募集しても集まらない、結局体制拡大もできない、といういつも、この繰り返しです。
本当、七不思議のように、この繰り返しなんです。

そして不満はまだまだ。
顧客先の常駐SEなんて、はっきりいって、営業活動までやらされるないといけないわけですよ。
うちの会社にだって、営業の部署はあります。
でも、彼らは事務手続きだけで、営業活動なんてほとんどせず、業務に集中したい常駐者が「何か人いれられそうな案件ありませんかねえ」なんてテンプレートを毎月のように発しては「今、たりてますねえ」なんてやりとりの日常。

もう、こんな人月ビジネスモデルも顧客先常駐もまっぴらだ!!!!!!
というのが、転職の一つの理由だったりします。

あと、多重下請け構造、これもはっきりいって嫌いです、大嫌いです。
うちの会社もパートナーさん活用しているので、マージンをとっている側ですが、このビジネスモデルは、さっさと崩壊させるべきです。
こんなやり方が主流になっちゃってるから、日本のIT業界は、世界に劣るのです。
早く、欧米並みの待遇にならないもんですかね。
もちろん、能力と努力、これは必要不可欠なのが前提ではありますが。
まずは、多重下請け構造に規制を、ここにメスを入れる政治家、出てきてくれませんかねえ。

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