色々虎威 ゆるり

~IRO IRO TRY~

子供にプログラミングなんて習わせなくていいから

とは、IT業界に務めるわたくしの持論でございます。
だって、そう思いません?

そもそもが、プログラミングの必修化、という言葉の中に、プログラミングそのものを学校で教えるというよりは、体験的な意味合いでとらえるのが正解のようです。

ところが、本屋さんに出かけると、まさにプログラミングそのもの、ものによっては言語が書いてあるような子供向けの本すら見かけることがあります。
これは、親御さんを混乱に陥れるワナです。
気をつけてください。

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まず、軽くジャブ程度に、言語という視点からお話しますね。
その言語、子供が大きくなるころにあると思いますか?
今覚える言語のバージョン、数年後にEOSLを迎え、屍と化しますよ。
まず言語を覚えさせるのは絶対に無駄だと思います。

それから、子供が大きくなるころ、プログラミングそのものなんてAI、もしくは大半が自動生成によって作り出されていると勝手に予想しています。
プログラミング、という行為自体が、人間のすることでなくなっている、当然そんな未来は、そう遠くない話だと思ってます。

では、プログラミングに向けて何を学ばせるべきか。
もちろん、言語に繋がるようなアルゴリズム、これを学ぶのがオーソドックスといいますか、必須要件なのかもしれませんが、それより何より、プログラミング化すべきものを抽象的にイメージできる想像力だと思います。
そして、その想像力やアイデアを、AIやソースコードを自動生成してくれるツールに、正しく指示できる、伝えることができる、そういったアウトプット力だと思うのです。

現代のプログラミングは、人間がソースコードを書くことをプログラミングとしていますが、今の子供が社会人として活躍する頃は、プログラミングさせるためのものをアウトプットする。
いや、それって結局プログラム言語が、人間が理解できる言葉や文字に置き換わるだけだよね?って話かもしれませんが、極論、そうだと思います。

おそらく、新学習指導要領でいうところのプログラミングが意味するところも、そこなんじゃないかと思います。 もちろん、利権、その他、素人に見えない力が働いていて、実は・・・ということもないとは言い切れません。 が、概ね、こんな感じで捉えておけばよいと思ってます。
だからわたくしは、子供にプログラミングなんて教えません。
絶対に教えることはありません。
当然「プログラミング」を掲げている塾に通わせるなんて、ねえ。

でも、パソコンの使い方は覚えてほしいと思ってるので、2年生の長女には、MacBookと、Windowsノートをそれぞれさわらせ始めて、それぞれの違いがあることくらいは、なんとなく体感させています。
でも、そんな程度です。
だって、将来、キーボードとかマウスって存在しているかなあ、とも考えられますからね。

なにせ、IT業界に縁遠い親御さんは、何をしていいかわからずに焦ったりするかもしれませんが。
少なくともわたくしは、こういう考えでドッシリ構えていたいと思います。
(そう言いながら、しれっとReactあたり仕込んだり・・・・しませんから)

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