新国立競技場と、いろいろ比較してみた

最近、多忙ゆえにテレビも殆ど観ず、ネットのニュースを斜め読みするくらいな感じですが、そんな中でも、新国立競技場のニュースが多いかな、と。
世の中のスピード感に比べると、少し遅れ気味かもしれませんが、ちょっと気になりますね。

2520億円という数字

建設総工費ですね。とにかく、この数字を、あちこちでよく見ます。
普通じゃない単位だし、まあ高いだろうなあ、とは思うものの、比較対象がないとピンと来ないのが情弱だなと自覚してしまうところではありますが。
色々な建造物との比較を、簡単にまとめてみました。

東京ドーム

日本で最初のドーム球場ということで、日本を代表する球場的な存在ですが、総工費は約350億円だそうです。
なお、他のドーム球場はどうなっているかというと、
ナゴヤドーム約405億円
札幌ドーム約422億円
大阪ドーム約498億円
福岡ヤフオク!ドーム約760 億円
と、福岡ドームが群を抜いていることがわかりますね。

東京スカイツリー

2012年に開業した東京スカイツリーは、約650億円。
高さや工費より、わずか3年半程度で完成してしまった方に驚きです。
ちなみに、東京タワーは約30億円。
といっても、昭和30年代の物価ですからね。
今でいうと、結構な額なんじゃないかと。

ブルジュ・ハリファ

163階828mの、ドバイの超高層ビルです。なんと約1392億円。
ちなみに、日本最高峰のあべのハルカスは、60階300mで、工費は約760億円。
六本木ヒルズは、54階238mで、工費が約2700億円。
横浜にある横浜ランドマークタワーも、70階296mで、同じく約2700億円。
この差は、なんなんでしょう。

まあ、地震の多い日本では163階建てなんて、ちょっと嫌ですね。

東京ディズニーランド

日本を代表するテーマパーク、東京ディズニーランドは約1580億円と言われています。
そのお隣、東京ディズニーシーは、なんと約3380億円。
あわせて5000億円以上もお金がかかってるんですね。

一方のユニバーサルスタジオジャパンは、昨年公開されたハリーポッターエリアだけで約450億円。
こちらも、うっひゃあって額ですね。

話を元に戻します

新国立競技場の2520億円。
単純に、これらの建造物と比較してもアレなんですが、たとえば、北京オリンピックの北京国家体育場。
あのよくわからない形状のアレで、約513億円
ロンドンオリンピックのメインスタジアムが約900億円。
この辺と比べても、ずいぶんと割高な感じは否めませんね。

先日、テレビで、コンサートやイベント収入でペイしていく、みたいな話がありましたが、同時に、工費がかかる建造物は、当然維持費も膨大になる、なんて事も言ってました。
あのデザインですからね。
清掃だけでも大変でしょうね。

まあ、オリンピックで記憶に残るのは、選手の活躍や頑張りですからね。
将来、なんじゃコレ、なハコものになりそうな雰囲気がプンプンしますが。
そこ削って、選手の強化費に充てる、って考えはないもんなんですかね。
（言いたいのはコレだったのかも）