アメリカ人の自己主張、これは見習うべき
以前、転職の求人の欄で「必須」条件でフィルタする、というような事を書きました。
当たり前だと思ってましたが、アメリカでは事情がちょっと違うようです。
妻の友人が、アメリカ在住でして、人事部門に勤めていたことがあるそうです。
この度、自分が外資系にも興味を持っているということで、ちょっと聞いてみたらしいんです。
そこで聞いた話が、さすがアメリカといいますか。
まず、必須条件は一切無視して応募してくる人が多数だそうです。
そして、そういう応募者は決まって、こう言い放つらしいのです。
「自分はそれができないけど、代わりにこんなことができる」と。
売り込みます。とにかく自分を売り込むことに長けています。
このエピソードを聞いて、ハッとしました。
つまり、業務で必要な必須スキルや経験は、やがてその業務を行っていく中で身につく。
でも、自分が持っているスキルや経験は、業務をこなすだけでは身につかない、いわば付加価値である、と。
既に必須のスキルや経験保持者は、そういった付加価値を身につけることが、果たしてできるだろうか?というのです。
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もちろん、この「他にできること」は、ある程度業務に関連している必要があるでしょう。
でも、すごく極端な話すると「Azure上でインフラ構築はできないけど、JavaでWebアプリケーションを作ることはできる」みたいな話で、インフラ構築に関するスキルを必要とされていたとして、その経験がなくとも、Webアプリケーションを作り出すことができるから、アプリケーション開発チームと会話をしていく中で、最適なリソース設計が経験上考えられる、とか、そういう感じのことです。
これは、目から鱗とまでは言わないまでも、やはり売り込み方の冥だと言わざるを得ません。
文化の違いなのかもしれないし、同じことが日本で通用するかどうかは全く別問題ですが(そもそも書類選考で落とされそうな気もしますし)、こういった考えもまた、勉強になりました。
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