色々虎威 ゆるり

~IRO IRO TRY~

娘がパパっ子?ママが嫌い?子どもの本当の気持ちが少しだけわかったかもしれない

最近、うちの妻が悩んでます。
長女の「パパっ子化」が最近、進行しすぎているのでは?疑惑を持ち始めていたのです。
今回は、そんな悩みを解決しましたよ、というお話です。

親子

あれも「パパ」これも「パパ」

最近、長女が「パパとお風呂に入る」「パパと自転車に乗る」「パパと寝る」と、何でもパパ、パパ、パパ・・・。
正直、パパとしてはうれしいわけですが、一方で妻は、これが悩みとなっていたようです。
もしかして、パパがいいんじゃなくて、私が避けられてる・・・?と。

そんな時に出会ったもの

「子どもの本当の気持ちが見えるようになる本」という本です。
この本は、元保育士の男性が書いた本で、まさに「ママが避けられてるかも?」という悩みどころを突いたような本でした。

子どもの本当の気持ちが見えるようになる本

子どもの本当の気持ちが見えるようになる本

 

ここで、本にあった、いくつか「ほほお」と思ったエピソードを。

パパは遊園地、ママは安全地帯

子供たちと離れた場所で、パパとママが、それぞれ「おいで~」と子供たちを呼びました。
子供たちの多くは、パパの方に駆け寄ったんだそうです。
そこで、暗くした状態で、もう1度同じ実験を。
すると、殆どの子供が、ママの元へ駆け寄ったそうです。
平常時は、遊んでもらおうとパパの元に駆け寄るが、いざ不安な心理状態になると、ママに助けを求める。
つまり、パパは遊園地的な存在で、ママは安全地帯だと。
全てのパパ・ママが当てはまるわけではないと思いますが、なるほどね、という実験結果と言い回しだな、と思いました。

子供はソフトクリームを食べるのに、平均15回叱られる

ソフトクリームを食べていると、ポタポタ・・・。
「早く食べなさい」「服が汚れる」「手がべとべと」と、畳みかけるように叱られる・・・。
そうかも(笑)。
そして、最終的には「もう買ってあげない」と。
あああああ、そんな光景はすぐに目に浮かびますね。

子供は、ただソフトクリームを食べていただけなのです。
ただ食べていただけで、15回も叱られるんです。
なんか、ハッとしたエピソードですね、これ。

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子供が叱られるということ

本によると、子供は経験が少なく「これをするとどうなるか・・・」という好奇心があると、それが何よりも勝ってしまうんだそうです。
結果的に叱られるかもしれない、というよりも、好奇心なんだそうです。

大人になって、いろいろ経験すると「これをやるとどうなるか?」が分かってきて、やる・やらないの判断が適切に行えるようになってきます。
が、子供は、それができないんです。
できなくて当然なんです。
そして、自分も子供の頃、恐らくはそうだったんですよね。

だから、子供にとっては「ただ○○をしていただけなのに、叱られる」となるわけです。
もちろん、子供の事を思って叱ってるわけですが、本質的に、叱られる事をしているつもりがないのに、よく叱られる。
なんか、かわいそう。

パパ > ママ?

平均的に子供と一緒にいる事が多い、ママ。
必然的に、叱る回数や機会も多いんですよね。
一方、週末なんかに遊んであげたりして、簡単にポイントを稼げる、遊園地のようなパパ。
一見して、パパっ子のようですし、自分もそう思ってました。
が、本を読んでいたら、なんか、そうでもないかも、という気持ちに。

ただ、ガミガミと叱るからママが嫌い、という単純な話でもないでしょうが。
それより、遊び相手になるパパに逃げる、というのは、なんとなく理解できました。

叱る!を考え直すいい機会

子供が叱られることについて、再考できたかもしれません。
あくまで、叱られる側の子供目線で。
確かに、まだまだ人生経験が少ないですからね。

あれもこれも、経験していかないといけません。
それを、叱って覚えさせるのも時に必要かもしれません。
が、その失敗は、大人が口に出さず(説教)とも、子供が理解して学んでいく事も多いんだそうです。
その辺も踏まえて、子供との向き合い方を考え直す、いいきかっけになる本でした。

とりあえず、ママが嫌いということではなく、遊園地なパパを、ただ選択していただけ。

パパとしては少しがっかりな感じもしますが、ああ子供って単純なようで複雑だなあ、なんて改めて考えさせられてしまいました。

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