ノロウィルスはアルコール消毒液では除菌できません
地域によっては流行っているみたいですが、インフルエンザと並んで冬の脅威、ノロウィルスについて語ってみたいと思います。
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一人が感染すると家族全滅は時間の問題
今年の2月ある日の未明、当時3歳の長女が突然、布団の上で嘔吐しました。
もちろん、布団もそうですが、娘のパジャマも嘔吐物で汚れました。
まず着替えなきゃ、布団のシーツ変えなきゃ、ということで慌ててたこともあって、全て素手で処理したんですよね。
これがまずかったです。
朝になって近くの病院に言ったら、症状からして、おそらくノロと診断。
着替えとかシーツの処置を素手でやった自分と妻は、間もなく、胃の不快感と腸の不快感を覚えるのでした。
更には、当時0歳だった次女にも、やがてウィルスの脅威が訪れることに。
一体どこでもらってきたんでしょうか。
ノロウィルスの感染経路
国立医薬品食品衛生研究所によると、感染経路は、主に3種類だと解説されています。
食品媒介感染(食中毒)
・ウイルスに汚染された食品(カキ等の二枚貝に含まれていることがあります)を、生または十分に加熱しないで食べた場合。
・ノロウイルスに感染した人が調理中に手指等を介して食品や水を汚染し、その汚染食品を食べたり飲んだりした場合。
まず3歳児の娘に、基本的に生モノは食べさせてないので、これはありえないかと思います
接触感染
・感染した人の糞便や嘔吐物に触れ、手指等を介してウイルスが口から入った場合。
・感染した人の手指等に付着したウイルスがドアノブ等の環境を汚染し、それに接触した手指等を介してウイルスが口から入った場合。
あるとしたら、これですね。
特に後者。
ショッピングモールのトイレとか、本屋の本とか、おもちゃ売り場のおもちゃとか。
物を仲介して口から入った可能性が高いと思ってます。
家族は前者ですかね。
もちろん処置後は石鹸で手を洗ってますが、ノロウィルスの場合それでは死滅しませんから。
飛沫感染・塵埃感染
・患者の下痢便や嘔吐物が飛び散り、その飛沫(ノロウイルスを含んだ小さな水滴)が口から入った場合。
・患者の嘔吐物の処理が不十分なため、それらが乾燥してチリやほこり(塵埃)となり空気中を漂い、それが口から入った場合
出典:http://www.nihs.go.jp/fhm/fhm4/fhm4-nov012.html
長女がノロと判明した結果、とった行動
我が家の防災対策本部長の妻がネットで調べまくって、緊急で色々なルールが施行されました。
長女の看病
まず0歳児がいたので、感染させてはならぬ、という事で、長女と自分は寝室に、妻と0歳児次女はリビングを拠点とすることにしました。
まだ症状が出る前の自分は、感染しないよう、100均で買ってきた簡易雨ガッパと、ビニール手袋を装着。
常に吐きそうな長女をいたわりながら、バケツをスタンバイしていたわけです。
最初に嘔吐したその日は、4、5回吐いていたでしょうか。
3歳児の小さな体で「おぇおぇ」やってる姿は、親としてとてもつらかったです。
トイレ
まず、トイレに行く時には、ビニールの手袋の着用が義務付けられました。
これは、便をした後でお尻をふきますね。
実はトイレットペーパーごときは、何重に巻いてもノロウィルスは通過してくるんだそうです。
というわけで、100均に売っている50枚入りくらいの簡易ビニール手袋を毎回付けて、専用のゴミ箱に廃棄するようにしました。
看病担当の被接触者の自分は当然ですが、2次感染防止も兼ねて、妻も同様に行っていました。
消毒
元々、外から帰ってきた時なんかは、みんな自然手を洗う事は習慣付いてました。
そして、アルコール消毒をシュっと。
しかし防災対策委員長の調査によると、アルコール除菌なんてノロウィルスには何の意味がない事が判明。
次亜塩素酸ナトリウムが有効と聞いて、さっそく近くの薬局に行って、買いあさってきました。
それが、コレでした。
アルコール消毒同様、手に吹きかけてそのままでいいそうです。
これがアチコチに設置さて、トイレが終わったらトイレ用ノロキラーをシュッ!
手を洗ったら手荒い用ノロキラーをシュッ!
ゴミを捨てたらゴミ箱に向かってシュッ!
とにかく惜しげも無くノロキラーを使いまくりました。
なお我が家では、ノロウィルス騒動が収まった後も、しばらくノロキラーをシュッシュとやってました。
汚染された物の処分
まず娘のパジャマですが、お風呂にたっぷり水を張って、その中に次亜塩素酸の原液をドボドボ。
次亜塩素酸自体ハイターみたいなもんですが、これで除菌してから一度洗濯して、廃棄処分に。
問題は布団です。
まず掛け布団に関しては、パジャマ同様、お風呂で除菌して、洗濯して、粗大ゴミとして処分。
ところが、敷布団はそういう訳にはいきません。
ノロキラーを満遍なく吹きかけて、乾きかけてきた時に、またノロキラー。
それを何度か繰り返した後で、大きなビニール袋を何重にも重ねてベランダに保管。
後日、粗大ごみとして処分しました。
それでもダメだった
結局、あらゆる手段を講じましたが、自分も妻も、そして次女まで感染しました。
次女の場合、長女との接触はしばらく絶っていたので、明らかに2次感染ですが。
まあ、症状もかなり軽かったですが。
それでも感染してしまいました。
そして今年
今のところ、まだ大丈夫です。
先日、長女が風邪をひいて「気持ち悪い」と言った時は戦慄が走りましたが、何事もなく過ぎ去りました。
ただ、今年は幼稚園に通ってます。
インフルエンザ同様、流行りだすと一気に流行るでしょうからね。
引き続き、手荒い、うがいを強化しつつも、なかなか気が抜けない冬になりそうです。
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