色々虎威 ゆるり

~IRO IRO TRY~

ポジティブ思考になるために「100点を狙わない」という方法

ネガティブ思考より、ポジティブ思考がいい、と思う人が大半だと思いますが、ではどれくらいポジティブ思考になれてますか?
一つ、思うところを書き綴りたいと思います。
なお、自分はメンタリストでも、専門家でもDeNAの廻しものキュレーターでも何でもないので「ポジティブ思考になるための、たった一つの方法」とか「ポジティブ思考になるために実践すべきこと 10選」のような大掛かりなタイトルはつけません。
方法論の一つとしてとらえてくださいませ。

ポジティブ思考になるために「100点を狙わない」という方法

はじめに

何故にポジティブ思考になりたいか、ポジティブな思考を持つべきか、というところです。
人間、殆どの人は、普通の人であり、聖者ではありません。
つまり、ポジティブ思考の先に、何かしらのリターンを期待したりしてませんか?
少なくとも、自分はそうです。
まず、きれいごとを言わずに、ここ認めると、結構楽です。

では、なぜポジティブな思考を持つべきか。
それは、ポジティブに考えてれば、きっといいことあるに違いない
それが、ポジティブ思考のスタート地点ではないかと自分は考えてます。
みなさんは、どんなスタート地点を構えてますか?

諸刃の剣

何でもかんでも、ポジティブな方向にこじつけるのは危険だと思ってます。
だって、ストレスになりませんか?
嫌なことがあったとして、無理やりこじつけてポジティブにしたとして、何かいいことあると思いますか?

恐らく、ポジティブな方向にもっていくために、何かしらの分析をすると思うんです。
「ああ、ここがよくなかったんだな。じゃ、ここなおせば、うまくいくよね、きっと」みたいな感じでしょうか。

この、自己分析、嫌なことがあった時って「ネガティブな結論」が出がちではないでしょうか。
このネガティブからポジティブへ、弓を弾くような反転動作、危険な気がするんです。
ネガティブ思考って、少なからずストレスになりますからね。

人間、反省することは大事です。でも、ポジティブに転換するために、それを受容する必要があります。これ、ストレスじゃないですか?

だから、何でもかんでもポジティブに即こじつけるのは、自分はやりません。
ネガティブな自分を受容する器、そんなに大きくないですから。

スポンサーリンク
 

100点を狙わない

例題です。

座れないまでも、人がまばらな電車に立っています。
途中駅で、次々と人が乗ってきて、やがて立っている人もいっぱいになってきます。
ある駅で、自分の右隣の前に座ってる人が降りて、あとから乗ってきた右隣の人が座りました。
その次の駅で、自分の左隣の前に座ってる人が降りて、あとから乗ってきた左隣の人が座ります。
自分の目の前の人は、結局終点まで乗っていたため、座ることができませんでした。

この状況、どう考えますか?

A. 目の前のやつ、タヒね。
B. くっそー、今の右か左に立てばよかった。
C. 仕方ない、運動のために立ったと思うか。
D. 洞察力が足りなかった・・・。でも、今度は座れる思う、うん、大丈夫!

まず、Aは人のせいにして、ポジティブもへったくれもありませんので、論外です。
(でも、意外にこう思う人、多いと思うんだ)
Bも結構思うけど、振り返ってるだけなので、ポジティブでも何でもないですね。
じゃ、CとDですが。

結論から言います。自分はCですね。
Dは、前述のとおり、自己分析の結論として、「自分の」洞察力のなさを引き金に、でも次は座れる、という転換ですね。
でも、これ、ポジティブかもしれないけど、所詮、理想論じゃないですか?
100%座れるようになるまで、あなたの洞察力は満たされない、ということですか?
なんか、いつか破綻して、パーン!てなりそうな気がします。

Cは、いわゆる「ま、いっか」からの「こういうことにしとく」という。
ネガティブのまま終わらず、かと言って、無理やりなこじつけでなく、事実に即した効果で結論付ける、といいますか。
弓を弾くほどではないけど、ちょっとだけプラスになったことで終えて、無理やり次はどうだ、こうだ、というところまで言及しない。

ポジティブ思考というと、どうしても「次は」「次こそ」と未来志向になりがちですが、いやいや、現実のちょっとしたプラスで結論付けることこそ、ポジティブ思考を継続できるコツなんじゃないかな、って思ってます。

つまり、多少のストレスと引き換えに100点を目指すDより、10点で終えるCの方が、少なくとも自分にはあってます。
そういう考えの方が、楽じゃないですか?

まとめ

ちなみに、自分はポジティブ思考になるための本とかは、読んだことがありません。
もしかしたら100点を目指すことを推奨する本もあれば、10点でよしとすることを推奨する本もあるかもしれません。
でも、読みません。

読まない理由は単純で、お金出して買う以上、それに見合うリターンを期待すると思うんです。
この本を買えば、ポジティブ思考になれる!って。
ポジティブ思考というリターンを期待しない人は、そういう本読まないですからね。

でも、それ実践して、絶対にポジティブ思考になれるの?
なって、その後、どうすんの?
ポジティブ思考になればこうなれる、っていう本を買って、それに従うの?

もちろん、そういった書籍を愛読する人を否定するつもりはありません。
自分の場合は、なんか、変なスパイラルにはまりそうな気もするので、あえて、最初から、そういう自己啓発系な本は買わない、と決めているのです。
でも、冒頭に書いたように、ポジティブ思考な生活を送れば、なんかいいことあるかも、という気持ちも少なからずあるのは事実です。
だから、自分はこれからも、「ま、いっか」からの「こういうことにしとく」な感じで、ホームランは打てずとも、シングルヒットを積み重ねるかのような考えで、これからも10点のポジティブ思考を続けていきたいと思います。

最近、ブログのPVが減少気味だな・・・。
ま、いっか。こうして、最後まで読んでくれた人いるし。ども、ありがとうね。
もしよかったら、また次も読んでね

スポンサーリンク